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18.葵まつりの日に。

GW明けから経済活動も再開、加えてコロナ関連の金融機関手続きなどバタバタしておりました。

 

週末に差しかかって少し気持ち余裕ができました。

ブログも再会です。

ウチの中1のムスコにYouTube更新されてへんで!とボソッと言われましたが、土日やってみます。笑

おうち時間があってこその手付かずの領域へのチャレンジな訳で。

ビニール袋を使った京都堀川病院さんが寄付を呼びかける手作り防護服の袖などホームページに公開されている指定部分の指示書を読み返して製作を試みてみたものの、僕には向いてない作業で断念しました…ごめんなさい、その作業はご有志ボランティアさんにお任せ致します。戦力にならなくて申し訳ありません。

 

ところで、着物を染めたり縫ったりする方以外は関係ない投稿なのですが、やっぱり現代人に合わせた現代墨打ちというものがあります。

墨打ちとは決められたきものの設計図を反物に墨で打っていく作業のことを指します。

例えば右袖なら「右ソ」折り返しは「T」とかを振っていきます。ほとんどの場合、下絵師の仕事になります。

ブログや動画編集は手付かずの分野としてあくまでチャレンジ、本職の方としては現代墨打ちのことばかりを考えていたおうち時間でした。

と同時に仕立てについてもう少し見識高めたいと思い始めております。

 

ウチにはうちの墨打ちの虎の巻というものがありますが昔の一反は12m(三丈)

一反が何メートルという決まりがないのがこの世界の常識。

今の一反は1313.5m(三丈四尺五寸〜三丈五尺)が標準。

業界用語ですが反物幅も尺幅(約38センチ)〜尺3、尺5というサイズがあったり。

そして現代においては袖丈の長さ15寸必須として縫い込みの余裕持って寸法取り、1尺7寸までの墨打ちの対応をしております。標準は13寸の仕立てなのでいくらでも調整可能。

 

帯の寸法も当然ながら現代墨打ちがあるのです。

 

次回はそのあたりをサラリと綴ってみたいと思います。