二条城西堀りのアトリエから洛東の山科、日本庭園を備えた工房へ移転し今年で5年目。
作家主導のデザインから染色まで一貫して制作する作品は京都の分業制も大切にしながら
下絵・染め・絞りなど複数の工程を家族内分業に展開し現代に寄り添うものづくりを目指しております。
藤井浩、藤井裕也それぞれの作風、個性の違いもお楽しみください。
【ご挨拶】
皆様、初めまして。
2023年創業60周年を迎えました染色工房アトリエ・フジコウです。
弊社Webサイトにお立ち寄りくださいましてありがとうございます。私は工房の代表の藤井裕也(ふじいひろや)と申します。
京都の山科の里山に工房を構えきものや帯、ストールなどを制作しております。
私たちは家族内の分業を柱に絞り技法や京友禅の技法も取り入れながら現代に息づいた色・柄・デザインを心がけて自社生産の体制で振袖から訪問着、小紋、帯、小物までトータルコーディネートの装いで作品を展開。
私は主にデザインと染、くくりと呼ばれる絞りの技法を用いて作品制作を行っております。
祖母、父、私と染色の世界をつないで三代。
創業者の祖母・八重野が京友禅の工場を営んでおりましたところに父である藤井浩が経営を引き継ぎ、作家としての活動から独自の作風を確立致したことで現在があります。
非日常であるハレの着物のみならず日常のものとして新しい和のスタイルの提案を通しお役に立てる工房を目指したいと思っております。
お客様に寄り添える作り手として日々精進を重ねたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。 令和5年3月 藤井 裕也
(ふじい ひろし)