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ザンビア共和国KIMONO 作品解説

アフリカ大陸南部に位置し、8つの国に囲まれた高原の国ザンビア共和国。
1964年10月24日に、イギリスから独立建国したザンビア共和国は、同年10月10日に開催された東京オリンピックにはイギリス連邦北ローデシアとして参加。
閉会式にあたる10月24日にザンビア共和国として独立したため開会式と閉会式が異なる国名になりました。
●KIMONOの全体は国旗の色彩をベースに染め
赤、黒、オレンジ、緑にはそれぞれに意味があります。
赤=Bloodの独立闘争で流した血の色
黒=People ザンビア人
オレンジ=Minerals コッパーベルトの銅鉱山、
緑=Vegetation農業や森林植生
金色のアフリカンフィッシュイーグル(サンショクウミワシ)=Freedomは自由と困難に打ち勝つ能力
●左袖には力こぶのようなカタチのザンビアの国を絞りそこに銀色の文字で独立記念日の1964年10月24日を【24.OCT】【MCMLXIV=1964のローマ数字表記】
ザンビアの標語【ONE ZAMBIA ONE NATION】を金彩とカチンで描いてあります。
 
●黒のハートや星でザンビアの73部族をザンビア人表現。
73の星やハートの柄が全体にちりばめてあります。
平縫いの締めや帽子絞りで黒レイヨウや主食トウモロコシの柄、チテンゲというザンビアの布地の様々なデザイン
全体の挿し色のコバルトブルー色はザンビアの鉱物資源であるコバルト
エメラルドグリーン色はザンビア産エメラルド、オレンジ色はザンビア産コッパーの銅をあらわしてあります。
 
●右袖には国章の白黒の縞ヴィクトリアの滝を表現。
金彩でアフリカンフィッシュイーグル(サンショクウミワシ)を描き左袖にも配置。
●上前衽と身頃にはヴィクトリアの滝を杢目絞り(縫い締め)その上に暈しで虹を表現。
(ヴィクトリアの滝はザンビア国内で雷鳴する水煙、モーシ・オワ・トゥーニャと呼ばれております。)
八掛と下前衽にはザンビアを表す日本語表記の「山美亜」を落成の証に銅の色彩で筆入れ
●技法
桶出し絞りを5回、帽子絞りや縫い締め絞りに彩色、右袖にはろうけつを引いて染め上げ、金彩にカチン描き、書など約1年の製作期間を費やしました。